岡山済生会総合病院

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新「済生丸」の進水式が行われました

瀬戸内海の離島を巡回診療している「済生丸」の4代目となる新船の進水式が、8月8日、神戸の金川造船㈱吉田工場で行われました。進水式は今まで工場内で建造していた船を初めて海へ浮かべる儀式で、建造の過程で一番華やかな式典です。「君が代」の吹奏に続き、岡山県済生会の岩本支部業務担当理事が「済生丸」と命名、同支部の伊原木会長が支綱を切断すると、ロープにつながっていたお酒の瓶が船首に当って見事に割れ、同時に久寿玉が割れ、大量の紙テープ・紙吹雪などが舞う中、鳩が勢いよく羽ばたいていきました。船体は船台を滑り降り、あっという間に進水し、その後、向きを横に変えると「診療船 済生丸」の文字がしっかり見えました。ちょうど壇上に向かって海風が吹いていたので、お酒の香も運んでくれて見事な進水式を終えることができました。

新船は全長33m、幅7m、約190トン。航海速力は12ノット以上。定員は船員5人、診療班12人など計29人です。今後、航海機器の取り付けや配管・電機設備の整備など、艤装を行うとともに、X線関係機器や超音波画像診断装置などの医療機器を搭載し、海上試運転を経て26年1月から就航する予定です。

新「済生丸」の進水式が行われました
新「済生丸」の進水式が行われました

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