腎臓内科

腎臓内科

診療科の特色

腎臓内科は腎臓病センターの中核となる診察部門として、検尿異常から腎炎・ネフローゼ、AKI(急性腎障害)・CKD(慢性腎臓病)、そして血液透析・腹膜透析まで、腎疾患のあらゆるステージに対する診療を精力的に行っており、岡山県内の基幹病院でも有数の規模と質・バランスを誇ります。
腎疾患では、CKDに代表されるように慢性疾患が多く、腎機能障害をきたしてくると不可逆的となることが多く、このため早期発見・早期治療が非常に重要です。また、慢性疾患が多いだけに、お薬による治療だけではなく、食事療法や生活習慣の改善も非常に大切です。

そのためにはチーム医療が非常に重要となり、外来・入院の診察においても医師だけでなく、看護師・栄養士・薬剤師・医療ソーシャルワーカー・理学療法士・臨床工学技士などさまざまな職種で協力し合って診療体制を構築している他、外来の患者さん向けの腎臓病教室や腎臓病料理教室も開催しています。

また、糖尿病や膠原病の合併症として腎疾患をきたすことも多いため、このような場合には腎臓病センターだけでなく、糖尿病センターやリウマチ・膠原病センターとも連携して診療にあたっています。

透析についても、緊急血液浄化療法から、慢性の血液透析・腹膜透析まで、あらゆる治療への対応が可能です。
非常に優秀な臨床工学技士が多数おり、さまざまな緊急血液浄化療法が24時間対応可能です。血液透析については、新病院開設後段階的に62床まで大幅に増床予定であり、これまで以上に多くの患者さんの受け入れが可能となります。

また、腹膜透析は当院腎臓内科の最大の特徴です。これまでには患者さんの数で全国一となったこともあり、現在も県内で圧倒的多数の患者さんがいらっしゃいます。

このように当院の腎臓内科は、

  1. 腎臓病の早期発見に努める
  2. 腎不全にならないよう腎疾患を治療・管理する
  3. 透析に進みにくいよう腎不全を治療・管理する
  4. 合併症がなく元気な透析生活ができるよう治療・管理する

という腎疾患のすべてのステージで、患者さんを中心とした質の高い医療をバランスよく提供できる体制が整っています。

私たちは、今後も患者さんの信頼と期待に応え続けていける、岡山済生会総合病院の腎臓内科であり続けます。

実績

2023年

腎生検件数 37件
新規透析導入患者数 血液透析:56名 腹膜透析:23名
総透析患者数 血液透析:100名 腹膜透析:80名
血液透析バスキュラーアクセス関連手術件数 79件
血液透析バスキュラーアクセス関連IVR件数 178件
腹膜透析カテーテル関連手術件数 40件
腎生検件数グラフ_2023
血液透析バスキュラーアクセス関連手術件数グラフ_2023
2024年12

各診療科の受付時間をご確認ください

各診療科により受付時間や休診日が異なりますので、正確な時刻は外来診療担当表をご確認ください。

到着確認を行ってください

自動再来受付機による受付だけでは、診察の順番は決定しません。
必ず、受診される診療科窓口にて到着確認を行ってください。