さあ、減塩!!~今日からできる少しの工夫~

塩のイメージ写真

みなさんは、減塩の日をご存じでしょうか?
実は毎月17日は「減塩の日」とされています。

今回は減塩について一緒に考えてみましょう。

食塩を取りすぎるとどうなるの?

食塩とは、食用として精製された塩で、主成分は塩化ナトリウムです。

食塩を多くとりすぎると高血圧や心臓の病気になりやすく、また、むくみの原因にもなります。
食塩の摂取量は1日に3~6gの間になるように心がけましょう。

また、高齢になると塩味や甘みが感じづらくなることがあり、ついつい濃い味付けになりがちです。
普段から意識して減塩に取り組み、薄味に慣れるようにしましょう。

料理をする高齢者のイメージ写真
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減塩の方法

食塩は、しょうゆ、味噌などの調味料だけではなく、パンやハム・さつま揚げなどの加工食品や冷凍食品にも多く入っています。
市販の総菜類も多くは減塩対応ではないため、塩分のとりすぎに注意が必要です。

ご家庭でできる具体的な減塩のポイントは次の通りです。

減塩のポイント

薄味に慣れましょう

市販の顆粒だしには塩分が多く含まれていることが多いので、使いすぎに注意しましょう。
日ごろから意識して使用料を減らし、薄味になれるようにしましょう。

汁物や麺類はできるだけ避けましょう

汁物には1杯あたり0.8 ~ 1.5gの食塩が含まれています。
麺類ではスープだけではなく、麵にも食塩が含まれていることを覚えておきましょう。

麺類のイメージ写真
「かける」よりも「つける」を意識しましょう

しょうゆやソースなどの調味料は、かけることで意外と多く摂取してしまいます。
小皿に入れて、少しずつつけながら食べるようにしましょう。

また、食材の下味にも食塩を使わず、調味料をつけて食べるようにしましょう。
スプレータイプのしょうゆ瓶も市販されているので、活用してみてはいかがでしょうか。

醤油の入った小皿のイメージ写真
酸味をうまく使いましょう

塩分のかわりに、酢やゆず、レモンなどのかんきつ類などの酸味を味付けに利用してみましょう。
酸味があると、塩味が少なくてもおいしく食べられます。

香辛料や香味野菜を使いましょう

わさびや辛子、こしょう、カレー粉などの香辛料や、しそ、みょうがなどの香味野菜も利用しましょう。
上手に味付けに取り入れることで、塩味が少なくても、おいしく食べられます。

かくれ塩味を意識しましょう

料理の際には塩を使わないように気をつけている、という人でも、知らず知らずのうちに塩分を多く摂取している可能性があります。

かまぼこなどの練り製品やハム・ベーコンなどの加工食品のほか、うどん・そうめん・パン・缶詰などのあまり塩味を感じない食材でも、多くの食塩が含まれていることを覚えておきましょう。

献立表にメリハリをつけましょう

主菜に塩分を使ったら副菜は酢の物など、塩分を使わないようにしましょう。
すべてを薄味にするのではなく、メリハリをつけた献立にすることがポイントです。

バランスの取れた献立のイメージ写真
スポーツ飲料にも注意

スポーツ飲料にはナトリウムが含まれているので、水代わりには飲まないようにしましょう。

スポーツドリンクのイメージ写真

※本記事は広報誌「やわらぎ」に掲載したものをWEB用に再編集したものです。

この記事を書いた人

大脇 浩香おおわき ひろか


所属

岡山済生会外来センター病院

資格

  • 透析看護認定看護師

問い合わせ先

窓口

岡山済生会総合病院 / 岡山済生会外来センター病院

電話番号

FAX

086-252-7375(代表)

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