内視鏡センター

内視鏡センター

概要

スタッフは内科、外科の医師とセンター専属の看護師・検査技師・臨床工学技士・看護助手と事務職員です。

上部消化管内視鏡(胃カメラ)、下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ)に加えて内視鏡的逆行性胆管膵管造影検査(ERCP)、カプセル内視鏡、ダブルバルーン小腸内視鏡、気管支内視鏡など、総合病院としての設備を整えています。

2016年1月に国体町に移転する際に検査室を6室から7室に増設いたしました。各検査室はパーテーションで仕切られており、プライバシーは守られます。感染対策はもちろんのこと、いつも清潔な検査環境をこころがけています。

当院は日本消化器内視鏡学会認定指導施設です。研修のため、指導医の監督のもとで研修医が検査を行うこともありますのでご協力をお願いいたします。

より安全で苦痛のない内視鏡検査をめざしています。

診療実績

検査2021年2022年2023年
上部消化管内視鏡8,7248,3238,348
大腸内視鏡3,7593,6633,616
胆膵内視鏡382389399
気管支内視鏡221264245
小腸内視鏡
(ダブルバルーン内視鏡+カプセル内視鏡)
625261
総件数13,14812、69112,669

治療内視鏡

地域の医療施設から胃潰瘍、十二指腸潰瘍、大腸憩室出血などの消化管出血の患者さんの紹介が多いのが特徴です。内視鏡センターでは常時緊急治療を行う体制を整えています。

食道がん、胃がん、大腸がんは、粘膜に限局したがんであれば、開腹手術することなく、内視鏡で治療ができる場合があります。なかでも当院では、内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)という内視鏡治療法を積極的に行っています。また、消化器内科と消化器外科はカンファレンス(キャンサーボード)で常に症例検討をしていますので、もし内視鏡センターでESDが適切でない場合も、迅速に外科で対応いたします。

また、近年大腸がんが増えていることから、大腸ポリープ治療への関心が高まっています。事前に説明されている場合は、初回検査の患者さんでも大腸ポリープを発見したらその場で切除して入院していただいています。

ERCPの件数も年々増加しています。特に超音波内視鏡、細胞診、閉塞性黄疸に対する内視鏡的ドレナージなどの特殊処置が増えています。合併症の発生に注意しながら特殊処置を行っています。

気管支内視鏡検査も呼吸器内科と呼吸器外科で協力して積極的に行っています。近年は肺がんの治療において、がん細胞の遺伝子検査の重要度が増しています。

検査を受ける方へ

上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)に対して不安が強い方には、鎮静剤の静脈注射をする方法もあります。軽く眠ったり、ぼんやりする程度の鎮静です。検査終了後1時間程度、リカバリー・ルーム(回復室)で休んでいただきます。注意力が散漫になりますので、当日は自動車、バイク、自転車の運転はしてはいけません。まれに検査を受けたことを忘れてしまうことがあります。

一方で、下部消化管内視鏡検査(大腸カメラ)のときに痛みが強い方には、鎮痛剤の静脈注射をさせていただきます。眠ることはほとんどなく、痛みを感じにくくなります。こちらも注意力が散漫になることがありますので、当日は自動車、バイク、自転車の運転はしてはいけません。

最近は狭心症や脳梗塞などのため抗血栓薬(ワーファリン、バイアスピリンなど)を常用している患者さんが増えています。生検(病変の一部の細胞を採取すること)やポリープ切除術の際には抗血栓薬を中止するか、継続するかの判断が必要です。自己判断で中止することが危険なこともあります。そのため、事前に外来で正確に問診して判断することが重要ですので、患者さんのご理解とご協力をお願いしています。

2024年11

内視鏡センター

受付時間
(初診)8:00~11:30
(再診)7:30~11:45
外来診療開始
8:30~
※ただし、予約の方、救急の方はこの限りではありません。
気管支鏡・胸腔鏡
午前
午後

各診療科の受付時間をご確認ください

各診療科により受付時間や休診日が異なりますので、正確な時刻は外来診療担当表をご確認ください。

到着確認を行ってください

自動再来受付機による受付だけでは、診察の順番は決定しません。
必ず、受診される診療科窓口にて到着確認を行ってください。