手術に対する不安を和らげ、術後の回復過程を支えます

6階西病棟は外科病棟です。周術期、急性期看護を行っています。食道、胃、肝臓、胆嚢、膵臓、肺、乳房などの外科的手術を行う患者さんや化学療法、放射線治療を行う方も入院されます。外科系疾患だけでなく、内科系疾患の看護も行っています。最近では腹腔鏡やロボット支援下による低侵襲手術を受ける患者さんも増えています。術後は異常の早期発見や合併症の予防に努めています。患者さん個々の状況に基づいたケアを提供することを心がけています。疼痛の管理を行い、早期からリハビリの方と連携しスムーズに離床を行い、患者さんの早期回復を目指し援助しています。それから、侵襲の大きい食道癌の術後は経口摂取が安定するまで在宅で栄養剤を投与することや大腸癌の術後は人工肛門を造設するため、人工肛門のセルフケアが必要になります。そのため、患者さんやご家族に退院までに栄養剤投与方法や人工肛門のセルフケアの手技取得への指導を行いサポートしています。

人工肛門に関しては、皮膚・排泄ケア認定看護師が中心となり専門的スキルを活かし患者の個々のニーズや皮膚状態の評価を適切に行いケアを提供しています。また、患者さんが安全に治療を受けることができ、安心して退院していただけるよう多職種と連携し支援していけるよう努めています。