特定健診の見方
特定健康診査で実施している検査項目の見方です。
その他の検査項目については、当日結果説明を行っておりますので、ご不明な点がございましたらお尋ねください。
身体計測
腹囲 (cm)
- メタボリックシンドローム検査項目
体脂肪には、皮下脂肪と内臓脂肪があり、内臓脂肪は生活習慣病の原因となります。 腹囲が男性85cm、女性90cm以上になると内臓脂肪型肥満の可能性が高く、さまざまな生活習慣病の原因となります。
生活習慣改善域 /
病院受診お勧め域
男:85以上
女:90以上
血圧
高血圧が続くと動脈硬化が進行し、脳卒中や心臓病などの循環器病の発症リスクが高くなります。
収縮期 (mmHg)
- メタボリックシンドローム検査項目
生活習慣改善域
130以上
病院受診お勧め域
140以上
拡張期 (mmHg)
- メタボリックシンドローム検査項目
生活習慣改善域
85以上
病院受診お勧め域
90以上
脂質検査
空腹時中性脂肪 (mg/dL)
- メタボリックシンドローム検査項目
中性脂肪は食べすぎや飲みすぎ、運動不足などで血液中に増加し、動脈硬化の原因になります。
生活習慣改善域
150以上
病院受診お勧め域
300以上
随時中性脂肪(食後10時間未満) (mg/dL)
- メタボリックシンドローム検査項目
- メタボリックシンドロームの随時中性脂肪の基準は、150mg/dL以上です。
中性脂肪は食べすぎや飲みすぎ、運動不足などで血液中に増加し、動脈硬化の原因になります。
生活習慣改善域
175以上
病院受診お勧め域
300以上
HDLコレステロール (mg/dL)
- メタボリックシンドローム検査項目
善玉コレステロールと呼ばれ、動脈硬化を防ぐ働きがあります。運動や禁煙によって善玉コレステロールは増えると言われています。
生活習慣改善域
40未満
病院受診お勧め域
―
LDLコレステロール (mg/dL)
悪玉コレステロールと呼ばれ、動脈硬化を進行させ、心臓病や脳卒中などの循環器病を招きやすくなります。
生活習慣改善域
120以上
病院受診お勧め域
140以上
血糖検査
空腹時血糖 (mg/dL)
- メタボリックシンドローム検査項目
- メタボリックシンドロームの空腹時血糖の基準は、110mg/dL以上です。
血液中のブドウ糖のことを血糖といい、糖尿病で高値になります。
生活習慣改善域
100以上
病院受診お勧め域
126以上
随時血糖(3.5~10時間未満) (mg/dL)
血液中のブドウ糖のことを血糖といい、糖尿病で高値になります。
生活習慣改善域
100以上
病院受診お勧め域
126以上
HbA1c(NGSP値) (%)
- メタボリックシンドローム検査項目
- メタボリックシンドロームのHbA1cの基準は、6.0%以上です。
1~2か月間の血糖の状態をみる検査で、糖尿病のコントロール(血糖の変動)の良し悪しを判断するための大切な指標になります。
生活習慣改善域
5.6以上
病院受診お勧め域
6.5以上
肝機能検査
AST(GOT) (U/L)
AST・ALTは、肝臓・心臓・筋肉などに多く含まれている酵素です。この数値が高いと脂肪肝・ウィルス性肝炎、アルコール性肝障害など肝臓の異常が疑われます。
生活習慣改善域
31以上
病院受診お勧め域
51以上
ALT(GPT) (U/L)
AST・ALTは、肝臓・心臓・筋肉などに多く含まれている酵素です。この数値が高いと脂肪肝・ウィルス性肝炎、アルコール性肝障害など肝臓の異常が疑われます。
生活習慣改善域
31以上
病院受診お勧め域
51以上
γGTP (U/L)
とくにアルコールによる肝障害の指標となります。また肝臓や胆道に異常があったり、肥満や脂肪肝などでも高値を示します。
生活習慣改善域
51以上
病院受診お勧め域
101以上
腎機能検査
クレアチニン (mg/dL)
筋肉に含まれているたんぱく質の老廃物で、腎臓でろ過され、尿へ排泄されます。腎臓の働きが低下すると尿へ排泄される量が減り、血液中にクレアチニンがたまるため、値が高くなってきます。
生活習慣改善域 /
病院受診お勧め域
基準値 男性:0~1.10
女性:0~0.80
e-GFR (mL/min/1.73m²)
慢性腎臓病の指標となる値で、クレアチニン、年齢、性別から、腎臓にどれくらい老廃物を尿へ排泄する能力があるかを表しています。この値が低いほど腎臓の働きが悪いということになります。
生活習慣改善域
60未満
病院受診お勧め域
45未満
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