新済生丸就航披露
平成26年1月8日、西条港で新済生丸就航披露が行われました。
済生丸とは社会福祉法人済生会が運航する日本で唯一の診療船です。瀬戸内海の島々を巡回するほか、災害時には救援活動も行っています。また、昨年テレビドラマとして放映された『海の上の診療所』に登場する診療船のモデルになったことでも知られています
この新済生丸は四世号で、昨年の4月から神戸市の金川造船吉田工場で着工、8月に進水式が行われた後、西条港においては今回初めてのお披露目となりました。
就航披露式は西条市長をはじめ、約20名の市内関係者を招いて執り行われました。その後まだペンキのにおいが残る船内を見学。船内設備として以前の済生丸と大きく変わったものが2つあり、1つは船内に4人乗りエレベーターが設置されたこと。エレベーターが設置されたことで車椅子の方や歩行が不安定な方の移動がスムーズになりました。もう1つは乳がん検診ができるマンモグラフィーが導入されたこと。医療設備としても十分な環境が整っています。
バリアフリー面、医療機器面等において更にバージョンアップした新済生丸は今年から運航を開始。先代の済生丸以上に瀬戸内海の島々の方の健康を維持する役割を果たし、活躍してほしいと思います。